今も変わらぬ懐かしい母の温かさ

小さい頃、風邪をひいて具合が悪くなると母が必ずおかゆを作ってくれました。

細かく小さく切ってから、柔らかく煮込んだお野菜を入れた母の塩粥が、私は大好きでした。

そんな私が、久しぶりに風邪をひきました。熱と咳、鼻水が止まらず、日々の仕事の疲れからかめまいも酷くなってしまいました。

古くからの友人伝いに私の大風邪が母に伝わったらしく、メールで「お見舞いに行くから、待っていてね」とメッセージ。

それだけで熱で涙目になっている私は大きくホッと息をつくことができました。母は私の家の合鍵を持っているので、私は眠ることにしました。

目が覚めると、ほんのりと温かく、おいしそうな香り。コトコトというお鍋の音。

子供の頃に戻ってきたみたいな感覚に陥りました、母が家に着いていて「おかゆできたよ、食べる?」と優しく声をかけるのです。

いつの間にか枕元に置かれた風邪薬と水入りのグラス、そしておでこには冷却シート。

大人になってまで子供の頃からやってもらっていることをさせてしまっている自分を自覚すると、なんだか情けないなと思うと同時に、

いつまでも変わらずにいてくれる母に安堵と嬉しさの涙が出てきてしまいました。

母の優しさのおかげか、風邪は1日もすれば治りました。